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解説カルティエ タンク マスト

タンク マスト W1003153解説

ケース径
21 mm
ムーブメント
クオーツ
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基本スペック
ケース径
21 mm
ムーブメント
クオーツ
ブランド
カルティエ
モデル
タンク マスト
型番
W1003153

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  • 売り出し中央値42万円
  • 出品数18件

2026/09/17時点。成約・売れるまでの日数・流動性は出品の在庫推移からの推定です。

解説

マストタンク SM W1003153 は、1970年代に始まった「マスト ドゥ カルティエ」のタンクのうち、クオーツムーブメントを載せたヴェルメイユ(金張りのシルバー)ケースの小型モデルである。マスト ドゥ カルティエは、1972年にカルティエ パリを買収したロベール・オックと、ゼネラルディレクターのアラン=ドミニク・ペランが、より手の届く価格で売るために立ち上げた製品群で、財布やライター、ペンと並んで時計も展開された。Fratello によればマストのタンクは1976年に登場し、2000年代前半から半ばにかけて生産が縮小・終了した。その後カルティエは2021年に、ステンレススチールを中心とする現行の「タンク マスト」としてこの名前を復活させている。

ケースの形は同時代のタンク ルイ カルティエと同じで、金無垢の代わりに925シルバーへ金を張ったヴェルメイユを使うことで価格を抑えた。Fratello は、マストの時計が一般的なヴェルメイユの基準より厚い20ミクロンの金張りだったと説明している。ムーブメントは当初ETAの機械式が使われ、のちにクオーツへ移った。男性向けとされた大きめのサイズに対し、女性向けに小さなサイズも用意され、文字盤もローマ数字のほか、ラッカーや天然石風、セクター文字盤など種類が豊富だった。

Time+Tide は、マスト ドゥ カルティエによってカルティエの時計の年間販売本数が約3,000本から1970年代末には16万本にまで伸び、クオーツ危機の中でブランドを救った存在だったと評価し、今ではヴィンテージのカルティエを集める最も手頃な入口の一つだと述べている。Fratello も、カルティエに興味はあるが大金を出す準備がまだない人に勧められるとし、二次流通では2,000ユーロ未満で見つかる個体が多いとした。ただし、使い込むと金張りがすり減りやすいこと、一部のラッカー文字盤にひび割れ(スパイダリング)が出ることを注意点に挙げている。

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