タンク マスト W1006354解説
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- ブランド
- カルティエ
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- タンク マスト
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- W1006354
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解説
W1006354は、1970年代に始まった「マスト ドゥ カルティエ」のタンク(マストタンク)のうち、クオーツを載せたヴェルメイユ(925シルバーに金を張ったもの)ケースの小型モデル(SM)である。マスト ドゥ カルティエは、1972年にカルティエ パリを買収したロベール・オックと、ゼネラルディレクターのアラン=ドミニク・ペランが、クオーツ危機のなかで手の届く価格のカルティエとして立ち上げた製品群で、時計のほか財布やライター、ペンも展開した。Fratelloによればマストのタンクは1976年に登場し、2000年代前半から半ばにかけて生産が縮小・終了した。2021年には、ステンレスを中心とする現行の「タンク マスト」としてその名が復活している。
Time+Tideによれば、マストのタンクは同時代のタンク ルイ カルティエと同じ形と大きさで、金無垢の代わりにヴェルメイユのケースと、ETAの機械式やクオーツを使って価格を抑えた。Fratelloは、一般的なヴェルメイユの基準より厚い20ミクロンの金張りだったと説明し、大きめのサイズのほかに女性向けの小さなサイズがあったとしている。中古販売店GINZA RASINの商品ページでは、この型番はケース縦29.0mm・横21.0mmのクオーツで、白文字盤にレザーストラップを合わせた個体が紹介されている(販売店によってはLMと表記する例もある)。
Time+Tideは、マスト ドゥ カルティエによってカルティエの時計の年間販売本数が約3,000本から1970年代末には16万本にまで伸び、ブランドを救ったと評価し、現在ではヴィンテージのカルティエを集める最も手頃な入口の一つだと述べている。Fratelloも、カルティエに興味はあるが大金を出す準備がまだない人に勧められるとし、機械式を優先したいがクオーツでもまったく問題ないと書いた。ただし、使い込むと金張りがすり減りやすいこと、一部のラッカー文字盤にひび割れ(スパイダリング)が出ることを注意点に挙げている。
出典: fratellowatches.com / timeandtidewatches.com / rasin.co.jp / komehyo.jp (2026/09/19 時点の資料をもとに当サイトが要約)